葉野菜と根菜
人間はざっくり二分すると、葉野菜タイプと根菜タイプに分けられると思う。
そしてそれは野菜と同じように、生まれた季節に関連性があるような気がする。
葉野菜タイプは、表面上に人物そのものがあるようなタイプで、社交的で理解が易い性質で、4月から10月生まれの人に多い。
対して根菜タイプは、地下深くに人物像が埋め込まれているようなタイプで、理解に時間がかかり、掘れば掘るほど出てくるといった性質。11月から3月生まれに多い。
上の分類は野菜の旬と同じく、緩やかに互いに移行している。陰と陽が緩やかに入れ替わるように。
もちろん人間は多様性があり、一人ひとり本当に違うので、分類など不可能で無意味な作業なのは承知の上でございます。ただこのように頭の中で整理分類してしまうのは、私の性なのです。
『天才は冬に生まれる』という新書がある。タイトルの通り、歴史上の大天才は皆冬生まれだったということから、そのエピソードと、軽く脳科学的な根拠に触れそうで、触れない、といった内容である。今のところは推測の域を出ないようだ。
生まれ月とその性質に何らかの関連性があり、それは科学的にも証明できるだろうと思っていたので、今後どこかの科学者が好きなら解明してくれればいい。
私の数少ない親類や知り合いを見てみると、上の法則にはそれなりに当てはまっている。単なる偶然ではないと思う。
天体の関係もあるだろう。気温の関係もあるだろう。
何か、が、あるのだ。
私は根菜人間なので、同じ根菜タイプの人に親和性を感じるし、一緒に過ごしやすい。葉野菜タイプの人は刺激を与えてくれ、もっと自分をストレートに表現したらいいんだ、もっと素直に生きればいいんだと、生きる姿勢を学ぶことが多い。
私たちカップルの場合、彼は内気な性格なのでぱっと見根菜タイプのようにも見えるが、その性質はやはり葉野菜で、根菜の私とはうまくバランスが取れていると思う。私が地下深くにもぐりこんだら、ちゃんと引き上げてくれる。自分にとっては深刻な悩みや苦しみも、笑いに変えて吹き飛ばしてくれる。
この世界は、常にバランスを取るようにうまくできている。
緑の葉っぱが食べたいときも、滋味ある根菜が食べたいときも、どちらもいっぺんに食べたいときもいろいろあるように、どんな人間も何らかのバランスをとるために、この世に存在しているのだと思う。
陳腐な締めだけど、そういうこと。
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